フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第1日(19日、東京・代々木第一体育館)

 26年ミラノ・コルティナ五輪の日本代表を決める全日本選手権が開幕。女子ショートプログラム(SP)が行われ、大会5連覇に挑む坂本花織(シスメックス)は79・43点だった。

国際スケート連盟(ISU)非公認の全日本で“今季世界最高”となった。

 冒頭に3回転ルッツ、続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を着氷。最後の3回転フリップ―トウループの連続ジャンプもしっかり降りて、演技後は会心の演技に左手を握った。「今までになくいい緊張感できた。自信を持って滑れた。SP終わって楽しかったけど、明後日のこと考えると不安は残ってる。あとはやり切るしかないし、あとは自分を信じてあげるしかできない。裏切らないように頑張りたい」と振り返った。

 五輪3大会連続出場を目指す坂本は、グランプリファイナルで3位。日本勢上位2人に入り、選考レースではリードしている。現役引退を表明して臨む今季、最後の全日本で5連覇、そして優勝での五輪一発内定を奪いにいく。

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