10月30日に右肘の関節鏡視下骨棘切除術・遊離体骨片切除術を受けたオリックス・才木海翔投手(25)が19日、大阪・舞洲の球団施設でキャッチボールを再開した。20メートルほどの距離で、フォームを確認しながら投球。

「(感触は)そんなに悪くない。全然、痛みもないです」とうなずいた。

 術後はトレーナーと相談のうえ、リハビリメニューを消化。スローイング再開時期は当初の予定より少し遅れたが「焦ってやって再手術とかになっても嫌なので。確実に治して、投げていけるように」と着実に調整を進めてきた。ノースロー期間は2学年下の山下に助言を求め、右腕の使い方を改善。今後は2月の宮崎キャンプ中のブルペン入りも視野に、徐々に強度を上げていく計画だ。

 プロ3年目の今季は6月14日に初昇格し、一度も抹消されることなくシーズンを完走。主に勝ちパターンの一角として38試合に登板し、プロ初勝利を含む2勝1敗、11ホールド4セーブ、防御率1・87と自己最高の成績を収めた。来年1月の大阪市消防出初式には、2年連続での参加が決定。「自分から行きますと言った。今年は火消しが多かった(笑)。

来年も『オリの消防士』として頑張りたい」と、関西人らしくユーモア全開で意気込んだ。(南部 俊太)

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