卓球 ノジマTリーグ(19日、千葉・バルドラール浦安アリーナ)

 3位の日本生命レッドエルフは2―3で2位の日本ペイントに競り負けたが、勝ち点1を獲得して同37に伸ばした。

 日本生命は約3か月半ぶりに出場したエース・早田ひなが単複2勝と奮闘した。

第1試合のダブルスは今季初めての出場だったが「(12月7日に閉幕した)混合団体W杯でいろんな人と組ませていただいたので、最初からいい感じで試合ができた」。約1年ぶりの赤江夏星とのペアは随所で決定力が光り、日本ペイント・青木咲智、横井咲桜組に2―0で快勝。第4試合のシングルスでも芝田沙季を3―0のストレートで退けた。

 9月6日にTリーグに出場して以来、国際大会や世界ツアーが毎週のように続いた。「試合のための練習しかできていなくて、練習という練習ができなかった」と振り返る。連戦の影響で混合団体W杯では左足を痛め、今月中旬のWTTファイナルズ香港は風邪で体調も崩した。「最後は(体の)いろんなところが悲鳴を上げていた部分もあった」と明かした。

 ただ、WTTファイナルズ香港で年内の海外遠征は終了。帰国後はチームに合流して5日間過ごし、再確認できたこともある。「久々に日生で練習できて、そこで練習するだけでも全然違うなと感じた。みんなとまた集まって練習を頑張って、一緒に試合をする。やっぱりTリーグの団体戦は好きだなって。

自分の居場所があるというのはすごく大事だなと思いました」と実感を込めた。

 今季はチームの新主将にも就任した。昨季まで務めた森さくらさんら、歴代の主将が背中で見せてくれた姿を胸に刻む。「応援を見ていても、みんなが先輩方の作り上げてきた伝統をきっちり受け継いでくれている。主将だからと言って何かをするというよりも、自分は結果で示していくっていうことが大事なのかなと思います」。21日までのホーム3連戦は全試合に出場予定。「明日もしっかり、勝つためにみんなで一丸となって頑張っていきたい」と決意を込めた。(林 直史)

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