卓球 ノジマTリーグ(19日、千葉・バルドラール浦安アリーナ)

 2位の日本ペイントは3―2で3位の日本生命レッドエルフを下し、勝ち点42に伸ばした。第1試合のダブルスは敗れたが、第2試合で横井咲桜が3―0でチュ・チョンヒ(韓国)に快勝して流れを引き戻し、第3試合は佐藤瞳が面手凛にストレート勝ち。

第4試合は落とし、2勝2敗で1ゲーム制の延長戦(ビクトリーマッチ=VM)を迎えたが、佐藤が11―3で赤江夏星を退けた。

 佐藤がチームの3連勝に大きく貢献した。カット主戦型だが、赤江とのVMでは積極的に攻撃を仕掛け、出足から6連続得点と畳みかけた。「赤江選手が攻めてきて2本ミスしたので、そこを一気にいかないとまた流れが変わってしまうと思った。(2―0で)最初のサーブの時は、9―9ぐらいのつもりで、勝負の一本だという気持ちでいった」と振り返った。

 これでシングルスは11勝4敗と、2季連続で2ケタ白星をクリアした。国際大会でも11月のWTTフィーダー・グダニスクで優勝するなど、世界ランクを29位と再び上げてきている。試合の中で試行錯誤を続ける元世界9位の実力者は「前よりも反省の仕方が細かくできていて、冷静に試合ができている。本当に一歩一歩ですけど、着実に進めてはいると思うので、爆発できるようにコツコツやっていきたい」と足元を見据えた。

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