今年10月に約2年半ぶりに芸能活動を再開したタレントの小島瑠璃子が19日に放送されたフジテレビ系「全力!脱力タイムズ」(金曜・午後11時)に出演した。

 この日の放送は、オープニングでキャスターを務めるアリタ哲平(くりぃむしちゅー有田哲平)が「このままは無理よね」などと困惑。

その理由は、ゲスト出演するはずだったお笑いコンビ「ラランド」サーヤが飛行機の遅延で遅刻し収録に間に合わない事態が発生していた。

 アリタは、隠しゲストとして出演予定だったタレントの永野を呼び事情を説明した。さらにスタッフに「誰かさ…いないの?今…フジテレビで急きょ、出てもらえるような方で…」とし「誰かいたらさ、急にちょっとだけキャスティングできないかな?」と指示した。

 これを受け、サーヤの代わりとなるつっこみタレントをスタッフが局内で捜すことになった。俳優の松下由樹、元衆院議員の宮崎謙介氏、2022年R―1グランプリ優勝のお見送り芸人しんいちら4人に交渉も永野ら出演者が難色を示した。

 5人目として登場したのが小島だった。打ち合わせの場所にいる金髪の小島がモニターに映し出されるとアリタは、サプライズに「えっ!小島瑠璃子…マジ」と驚嘆。久しぶりのテレビ登場にアリタは「めっちゃ久しぶりだね。これは盛り上がりそうだね」と喜び、スタジオを飛び出し小島がいる部屋へ直接、会いに行った。

 アリタと対面した小島は「アリタさん!」と喜び「ごぶさたしております。3年半ぶりぐらい」と久しぶりの再会をかみしめた。アリタも「めっちゃ久しぶりじゃない」と感動。

小島は「めっちゃびっくり…できることがあれば何でも」と出演へ前向きな姿勢を見せ、アリタは「これは盛り上がりそうだね」とゴーサインを出しスタジオ出演へスタンバイした。

 そこへ永野が部屋に入り「行きましょう」とアリタへ退室を促し、小島へ「忘れてください」と伝えた。これにアリタは「こじるりで行くから。バラエティーの天才だろ。全部突っ込めるから。今復帰したいと思ってあいさつ」と明かすと、永野は「天才ですけど…復帰したいから…きっかけで出たいだけです。きっかけに使われているだけです。まず、脱力出といて、アリタと絡んでおけばっていう方針です。利用されているんです」と反対した。

 続けてアリタと永野は口論に発展。これに小島が「いったん…もうリセット。真っさら。

何でも…あの求めてくだされば、やりたいなっていう」と伝えると、永野は「信用しないでください。お互いホリプロ辞めたもの同志同士なので」と笑わせ「女永野ですよ。もうちょっと当たり前になってきたら関わりましょう?この人がテレビ出てることが」と伝え、アリタも「他の番組での復帰するの楽しみに」と小島に明かすと、永野は「その様子をある程度、見てからキャスティングしますんで」と小島に伝えると小島は「がんばります」と笑顔を浮かべ、スタジオ出演はかなわなかった。

 その後、代役は「ラランド」のニシダが出演し番組は進んで行った。

 小島は、2009年、第34回ホリプロタレントスカウトキャラバンで約3万3910人の中からグランプリに選ばれ、芸能界デビューした。親しみやすいルックスと引き出しの多いトーク力を武器に、読売テレビ系「ヒルナンデス!」、テレビ大阪系「おはスタ」などにレギュラー出演。2017年にテレビ東京系で放送された衆議院選挙開票特番では、政治記者顔負けの切り込みで“こじるり無双”と話題になるなど、多岐にわたる活躍を見せた。中国への留学を見据え、22年9月にMCを務めたTBS系「サタデープラス」からの卒業をもって芸能活動を終了。翌年2月、所属事務所のホリプロを退社し、3月に会社経営者の男性と結婚した。第1子が誕生したが、今年2月に夫が急死。10月に芸能活動再開し、フリーで活動することを発表した。11月6日に東京・元麻布の中華人民共和国大使館で行われた日中合作のドキュメンタリー映画「名無しの子」(竹内亮監督)完成披露試写会にゲスト出席し、公の場に23年5月以来、901日ぶりに姿を見せていた。

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