フィギュアスケート全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第2日(20日、東京・代々木第一体育館)

 21日の女子フリーに向けた公式練習が行われた。18日に今季限りでの現役引退を表明した22年グランプリファイナル女王の三原舞依(シスメックス)が「ジュピター」をかけて調整。

冒頭の3回転ルッツは着氷が乱れた。その後はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転フリップ―2回転トウループ―2回転ループの3連続ジャンプを着氷させるなど、笑顔で演じきった。曲かけ後はミスが出たルッツを中心に確認を重ねた。

 昨年大会は右足首と股関節の状態からフリーを棄権。今年はショートプログラムを13位で終え、フリーに駒を進めた。18日の引退表明後には国内外の多くのスケーターからメッセージが届き、「改めて、スケートに出会うことができて、素敵な皆様に出会うことができて、本当に幸せ者だなって思っています」とかみしめていた。「全てを込めて、この全日本で出し切りたい」と感謝の思いを胸に21日のフリーを滑りきる。

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