12月20日の阪神5R・2歳新馬(芝1600メートル=18頭立て)は、8番人気の伏兵スピナーリート(牝、栗東・須貝尚介厩舎、父キズナ)が逃げ切った。短期免許で来日中のフローレン・ジェルー騎手=フランス生まれ、アメリカ拠点=は、JRA通算32戦目で初勝利を挙げた。

勝ち時計は1分35秒5(良)。

 外枠からじわっと行かせて向こう正面でハナに立ち、マイペースを刻んだ。ぴったりと折り合って、手応えを残したまま直線に向き、ゴール前で外から伸びてきた2、3着馬を首、首差で退けた。

 初勝利インタビューの壇上で「初めて日本で勝つことができてうれしい」と喜びを語ったジェルー騎手。レースについては「スタートがすごく良かったので、スッと前の方へ早い時点で行けた。追い出してからすごく反応が良かったし、気持ちを切らさずに最後まで走ってくれた」と振り返り、「これからもっとレベルは上がってくると思う」と笑顔で締めくくった。

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