9人組アイドルグループ「Snow Man」の冠番組、19日放送のTBS系「それSnow Manにやらせて下さいSP」に、歌手の浜崎あゆみが出演。同局系バラエティーに9年ぶりの登場で、スタッフなしの居酒屋ガチトークを行い、絶頂期の「歌姫」の苦悩を語った。

 2か月に1枚のペースでCDをリリースするなど多忙を極めた頃について、「当時、意識していた、ライバルだなと思っていた人はいるんですか?」と問われると、「いなかったんじゃないかな。どの番組に行っても同じメンツっていうか、宇多田ヒカルちゃん、椎名林檎ちゃん、(安室)奈美恵ちゃんも、お互いどれだけ寝てないとかわかるから、一緒に頑張ろうねっていう空気」と浜崎。

 「歌姫って呼ばれる事に対してプレッシャーとか重荷に感じることは?」の質問には、「好きじゃなかったです。それがうれしいと思ったことはない。心はぶっ壊れてたと思う」と答え、「私は歌手になりたくてなった人ではないから」と意外な言葉を続けた。

 「奈美恵ちゃんだったら、ダンスがすごく上手で、(私は)コンプレックスがあったので。MISIAさんとか椎名林檎さんだったらスキルがすごいし、自分だけ得意なことがない。才能がない中で才能がある方たちと一緒に仕事をしている違和感がずっとコンプレックスとしてあったので」と振り返った。

 また、「生まれ変わっても歌手になりたいですか?」と問われた浜崎は「なりたくないです」とキッパリ。「誰でも通るんですけど、やりたいことと(ファンに)求められることが絶対ズレてくる。そこって本当に難しいじゃないですか。何が正解で何を選ぶべきか、そこが難しいです」と今もなお抱えている苦悩を口にした。

編集部おすすめ