女優の渡辺真起子(57)、陣野小和(20)、木竜麻生(31)が20日、東京・新宿武蔵野館で映画「無明の橋」(坂本欣弘監督)の公開記念舞台あいさつを行った。

 富山・立山山麓に伝わる女性の救済を願う、布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)を通して、苦悩を抱えた女性の再生を出発を描く。

坂本監督によると「渡辺さん主演でぜひ」とイメージした上で構想9年をかけて完成させたという。

 渡辺は監督のラブコールを「へ~、ほ~、と思いながら聞いていた。配役がその通りにたどり着くのはまれ。監督にとって1本の映画は生涯責任を担う大仕事。私はあまり期待しないようにしていた」と振り返る。そして「演じる役は、ひとりで作るものではない。自分の身を預けるような。そんな状態で撮影現場に入ると、役が立ち上がってくることが多い」と独自の感覚を吐露していた。

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