◆第11回ターコイズS・G3(12月20日、中山・芝1600メートル、良)

 牝馬限定のハンデ重賞は16頭立てで争われ、1番人気でクリストフ・ルメール騎手騎乗、ハンデ55・5キロのウンブライル(5歳、美浦・木村哲也厩舎、父ロードカナロア)は、12着に敗れた。12度目の重賞挑戦で、またも初タイトルを手にすることはできなかった。

これまで23年NHKマイルCなど2着3回が最高。ルメール騎手は16年(マジックタイム)、19年(コントラチェック)、23年(フィアスプライド)に続く歴代最多を更新する4勝目が懸かっていた。

  クリストフ・ルメール騎手(ウンブライル=12着)「スタートはいつも通り遅くてポジションが取れなかった。直線でもスペースがなくて追えなかった」

 勝ったのは、5番人気のドロップオブライト(松若風馬騎手)で勝ち時計は、1分33秒0。

 2着は6番人気のリラボニート(丹内祐次騎手)、3着は10番人気のソルトクィーン(富田暁騎手)だった。

  丹内祐次騎手(リラボニート=2着)「うまく立ち回れたし、力をつけている。勝てなくて悔しい」

 富田暁騎手(ソルトクィーン=3着)「具合は良かったし前走からさらに上向いていた。前が開いてからはしっかり伸びてくれたけど、4コーナーで内に閉じ込められたのが痛かった。賞金を加算できずに申し訳ないです」

 斎藤新騎手(シングザットソング=4着)「若干いつものスタートよりもいいところで出ることができず、一列後ろになってしまった。脚はたまっていたしこの馬らしい脚を使ってくれたけど、スタートがもったいなかった」

 菅原明良騎手(フィールシンパシー=5着)「外枠で取りたい位置が取れなかった。縦長気味になって、それほど外を回らされてはいないけど、きょうは踏ん張っていたし、まだやれるところを見せてくれた」

 田島調教師(カピリナ=6着)「勝てなかったですが全体的には良かった。1600メートルに延びたなかで、しっかりと脚を使えていたし、こういう競馬ができれば選択肢が広がってくると思う」

 永島まなみ騎手(スリールミニョン=7着)「隊列が決まった時に外から来られて反応するところがあったけど、折り合いがついて頑張ってくれた」

 木幡巧也騎手(ホウオウラスカーズ=8着)「頑張ってくれた。

脚は使えているし力は出しているけど枠がきつかった」

 横山和生騎手(ジューンオレンジ=9着)「ゲートがもともと難しくて練習はしているけどタイミングが合わなかった。窮屈なレースになった」

 西村淳也騎手(ビップデイジー=10着)「坂がだめなのか、坂で止まりました」

 津村明秀騎手(ボンドガール=11着)「ゲートも出て折り合いもついたしいい感じだった。流れが落ち着いて前が有利だったので仕方がない。それでももう少し反応して欲しかった」

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