中京競馬最終レースでの珍名馬の勝利に、SNS上はお祭り騒ぎとなっている。X(旧ツイッター)でもトレンド入りするなど反響を呼んでいる。

 小雨のなか行われた20日の中京12R(3歳上1勝クラス)は18頭が出走。2番人気のガンマジーティーピ(牡3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎、父カレンブラックヒル)が勝利した。7番手で直線を向くと、外から必死の追い上げ。2着サンタアニタ、3着ノボリリアとの壮絶なたたき合いとなり、グリーンチャンネルの実況では「ガンマジーティーピ」と何度も連呼されるほどだった。

 クビ差での勝利が確定すると、スタジオでも大盛り上がり。勝った騎手紹介では丸山「元気」騎手でひといじり。3着に入ったノボリリアの騎手を読み上げる際も、意味ありげに「高杉吏麒騎手」と「高すぎ」をかけた言い回しで、最後まで「健康ネタ」で押し通した。

 同馬の馬名の由来は、もちろん「ガンマGTP」。肝臓や胆管、すい臓などに存在する酵素で、肝機能や胆道系の状態を調べる健康診断の重要な項目とされている。

 名前に加えインパクト抜群の勝ち方に、SNS上では「健康診断のあった週にガンマジーティーピさんがすごい勢いで上がってきて1着」「中年競馬おじさんたちの星」「上がると困るガンマジーティーピ」「上がると言わない実況アナ」「肝臓が良いのか悪いのかどっちなんだい!」「来週人間ドックを控えた身としては過去一聞きたくない馬名」「忘年会シーズンに勝つ馬」など多くのコメントが寄せられている。

編集部おすすめ