フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第2日(20日、東京・代々木第一体育館)

 ペアのショートプログラム(SP)が行われ、2023、25年世界選手権金メダルの三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組は84・91点で首位発進した。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら北京五輪金メダルの隋文静、韓聡組(中国)の世界歴代最高84・41点を上回った。

 三浦が直前の6分間練習で左肩を脱臼するアクシデントに見舞われながら、滑りきった。演技後、目に涙を浮かべた三浦は「ハプニングがあったけど、それにフォーカスしすぎずに切り替えてできた。それは去年からの成長」と振り返り、木原も「動揺はあったけど、GPファイナルでの脱臼の経験があったので、ケガにフォーカスせずにできることにフォーカスしようと言った」と語った。

 木原は「終わった瞬間、とにかく無事に、悪化せずに終われて良かったと思った」と安堵(あんど)の表情を見せた。21日のフリーに向けて三浦は「今の肩の状態がこれ以上悪くならないようにしたい。やってきたことを出せるように頑張りたい」と話した。

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