女優の葵わかなが20日、大阪市内で舞台「2時22分 ゴーストストーリー」の取材会に臨み、ホラーサスペンス作品への出演を「すごく楽しみ」と意気込んだ。

 2021年8月に英ロンドンで初演され、世界各国で上演された作品の、森新太郎氏による日本オリジナル演出。

葵は主人公・サム(NEWS・加藤シゲアキ)の妻で一児の母のジェニーという役どころで「30代前半。母親になりたてで、不安定さというか一種のヒステリックさも彼女の中にあるのかな」という難役だ。

 しかし葵自身は「ホラー体験がまったくない。ジェニーが体験したような『わ、怖っ!』っていうのを身をもって体験したことがない」という。ただし「ホラー映画を心霊スポットで撮影した時、私は全く何も感じなかったんですけど、チェックしたらオーブ(光の玉)が映っていたり…」と過去の十分すぎる恐怖体験を披露して、報道陣が戦慄(せんりつ)した。

 恐がりで、お化け屋敷やホラー映画鑑賞も敬遠していた。「勉強をかねてホラー映画を最近見ていて、面白みを感じ始めた。ホラーって技術だなって」。加藤にオススメされた台湾のホラー映画「呪詛」に感銘を受けたという。

 出演作のタイトルに「2時22分」という時刻が入っている。ふとデジタル時計を見た時に「ゾロ目はうれしいです」とのこと。「きょうも朝、ゾロ目を見ました。

4時44分」。あまり縁起の良くない数字が並んだが「でも逆に“幸せ幸せ幸せ”でラッキーだなと」という前向きな心がホラー体験を遠ざけているのかも。普段は深夜0時頃に就寝しているといい、午前2時22分は夢の中。一方で「(たまに)夜更かししている時はアニメを見たりとか、ギリギリお酒を飲んでる可能性もあります」と等身大の27歳の姿を明かして笑わせていた。

 東京・日比谷「シアタークリエ」で来年2月6日~3月1日、愛知「東海市芸術劇場」で同3月6~8日、大阪「SkyシアターMBS」で同3月12~16日に上演。一般前売りは今月21日から。

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