オリックス・寺本聖一外野手(22)が20日、来季へ「育成ドリーム」の成就を誓った。昨年の育成ドラフト4位で入団し、目標だった支配下登録は持ち越し。

「夢つかめよ」とある時、勇気づけてくれたのは杉本だった。この日は大阪・舞洲で契約交渉に臨み、10万円増の年俸250万円でサイン。「来年は安定した打撃を求めたい」とラオウからの指令を守るつもりだ。

 1月の新人合同自主トレで左ろっ骨を疲労骨折。「出遅れて少し焦りました」と打ち明けたが、ウエスタンでは13試合で打率3割8分5厘と爪痕は残した。広島経大出身で、代表的なOBは柳田(ソフトバンク)。同じ右投げ左打ちで、フルスイングが持ち味だ。

 「パーマをあてました…」とヘアスタイルも変え、先輩後輩を問わずイジられるナイスキャラ。「最終的には吉田正尚さんみたいな打撃ができれば」と目を輝かせた。170センチ、86キロのサイズから放たれる打球に注目。大化けすれば面白い。(長田 亨)

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