フィギュアスケート全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第2日(20日、東京・代々木第一体育館)

 男子フリーが行われ、昨季世界選手権代表の壷井達也(シスメックス)が132・91点、合計207・43点。演技後に「ここで終わりでいいと思っている。

今シーズンで引退させていただくと決めました」と、現役引退を表明した。

 フリーではミスが続いたが「人生で初めてスケートを楽しめた。これが今の実力。やれるだけはやった。やり残すことがないようにという気持ちだけで、この雰囲気を味わおうと思って滑っていた」と壷井。

 ミラノ・コルティナ五輪を目指し神戸大を休学して今季に臨んでいた。今後は復学し大学院に進学する。昨季は全日本選手権で3位となり、26年ミラノ・コルティナ五輪の代表候補選手にも入っていた。この日引退を決断したという壷井は「この(五輪に)挑戦した1年は無駄にはならない。やりきったかなと思います」と、語った。

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