全国高校駅伝大会(21日・たけびしスタジアム京都発着、男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)のエントリーリストが20日、発表された。3年連続出場の浜松市立はエース・大谷芽以(3年)が1区で区間1ケタ順位を狙う。

 県女子長距離のエースが都大路を疾走する。浜松市立の大谷芽が、エースが集う1区で全国の強豪に再挑戦だ。昨年はトップに1分1秒離され、区間24位に終わり、チームも29位にとどまった。「3キロ手前でついていけなかった。今年は区間1ケタを狙いたい」と意気込んだ。

 1500、3000メートルとも県ランキングトップ。今秋の国スポ少年女子A3000メートルでは9分7秒21の県高校新をマークして7位入賞を果たした。11月に京都で行われた世界大会クロスカントリー選手権のU20日本代表選考会では7位。世界の切符は逃したが、格上の大学生らと走る中で、健闘した。

 来春からは大学駅伝の強豪・名城大への進学が決まっている。「浜市のユニホームで走る最後のレース。悔いのない走りをしたい」。

高校3年間で全国クラスに成長したヒロインが、1区でチームに流れを引き寄せる。

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