開誠館の点取り屋・FW田窪悠己(3年)がピッチに戻ってきた。今週の練習から全力疾走できるようになり、「これからアピールしていく」と気を引き締めている。

 県選手権でエースFWとして全4試合に先発して3得点。しかし決勝後の練習で、左足首を痛めてしまった。「むちゃくちゃ焦りました」。トレーナーのサポートを受けて、なんとか全国には間に合いそうだが、休養中のプリンスリーグは1勝1分け1敗で3位から浮上できず、プレミアプレーオフ進出を逃した。「目標を達成できず悔しい」と責任を感じている。

 付属中3年夏の全国大会5試合でチームトップの計6点を挙げて、中学日本一に貢献。だが高校ではけがが多く、今夏の全国総体も途中出場だった。最後の舞台で完全燃焼を誓う。50メートル6秒1のスピードを生かして、ハイプレスの先頭に立つ。そしてゴールを奪うことをストライカーは誓っている。(里見 祐司)

 ◆田窪 悠己(たくぼ・ゆうき)2007年5月28日、東京都生まれ。18歳。

生後すぐに静岡に移転。サッカーは小1から。キューズFC時代に全国大会出場。浜松開誠館中3年夏に全国制覇。168センチ、63キロ。血液型B。家族は両親と兄。

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