巨人の石塚裕惺内野手(19)が20日、決勝打で武者修行を締めた。11月からアデレード・ジャイアンツの一員としてオーストラリア・ウィンターリーグ(WL)に参加。

自身の最終戦となったシドニー・ブルーソックス戦で決勝打となる右前適時打を放った。ダブルヘッダーの第2試合に「1番・遊撃」で出場。3―3の9回2死三塁で3番手右腕・ジャクソン海の外角高め直球をはじき返すと打球は一塁手の横を鋭く破った。この1点を守り抜き、チームは4―3で勝利した。

 今WLでは21試合に出場し打率3割1分8厘、16打点、3本塁打、出塁率4割2分の好成績を残した。遊撃手の前半戦オールスターにも選出され、「最後勝って日本に帰りたい」と意気込んでいたが、自らの手で勝利を手繰り寄せた。異国の地で頼もしく進化した19歳は21日にも帰国する。

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