フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第2日(20日、東京・代々木第一体育館)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)が165・53点、合計261・18点で3位に入り、ミラノ・コルティナ五輪の代表入りを確実にした。三浦の会見での主な一問一答は以下の通り。

 ―全日本選手権で表彰台に上がって。

 「最初は全然実感がわかなかったんですけど、後からだんだん(実感)。3人で表彰式したりして実感が湧いてきましたし。全日本で僕、表彰台に乗ったことがなかったので、これだけのカメラの前に出るなんて。それも自分としては、実感が湧いてくる瞬間です」

 ―鍵山優真、佐藤駿と一緒に表彰台に立ったことについて。

 「本当にこの2人がいなかったら、ここまで来られていないと言っても過言ではないぐらい2人の存在は大きかった。3人で話しましたけど、『こんな漫画みたいな展開あるんだな』というぐらい、3人での表彰台は特別で。自分も個人として初めて全日本の表彰台に乗って、個人としてもうれしいですけど、それをこの2人と一緒に乗れたというのが、さらに特別感が増したというか、スケート人生の中で忘れられないだろうなという一日ですね」

―お互いのスケートで好きなところ、ここを直したらと思うこと。

 「僕は2人とも一緒にいてストレスを感じたことがない。2人といる時間がリラックスになる。何気ない時間とかも遠征先でホテルで集まったり。氷上でいっぱい練習してるからこういうときにリラックスできるといいのかな。

優真だったらトータルでどこを見ても世界のトップと言える。オールラウンダー。どこを見ても5段階評価で5。駿はなんでそんな軽く跳べるの?ってくらい。一番尊敬しているところは音感の強いところ。本当に尊敬している。ステップ1個でも音程が取れる。そういうところが素晴らしいと思っていつも尊敬している。」

 ―全日本選手権を踏まえ、次はこういう気持ちで挑めばいいと手応えをつかんだ部分。

 「自分も次の試合は未定ですけど、自分は本当にこの全日本と、その前のスケートカナダで自分を信じるところができ始めているので、さらにそこを磨いていければ、もっと力が出せるんじゃないかと思います」

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