米大リーグ公式サイトは20日(日本時間21日)、ポストシーズン(PS)で活躍が目立った上位20人を紹介する特集記事を掲載し、ドジャース・山本由伸投手、大谷翔平投手、佐々木朗希投手が選出され、ド軍日本人トリオがそろい踏みとなった。

 トップに紹介されたのがワールドシリーズMVPにも輝いた山本だ。

同第2戦にメジャー24年ぶりとなるPS2試合連続完投を成し遂げると、同第6戦は6回1失点で勝利投手。翌日の第7戦では“中0日”で9回から登板し、延長11回にもつれる激闘となったが、2回2/3を無失点の伝説リリーフで“胴上げ投手”にもなった。同サイトは「彼のマウンド上での働きは、連覇を果たすうえで非常に大きな要因となった」とした。

 2位のブルージェイズの大砲ゲレロに続いたのが、「この二刀流のスーパースターは、おそらくたった1試合だけの活躍でもこのトップ20に食い込めたであろう」と紹介された大谷。ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦での3本塁打、10奪三振という圧巻のパフォーマンスを見せた「伝説の1日」で鮮烈な印象を残した。PSは4試合に登板して2勝1敗、防御率4・43で、打っても全17試合にフル出場し、8本塁打、14打点、打率2割6分5厘。二刀流として初めて迎えたPSに、「期待を裏切らなかった」と評価された。

 また、14位にはメジャー1年目の佐々木がランクイン。シーズンこそ振るわなかったが、PSは9試合で2ホールド3セーブ、防御率0・84。若き守護神として連覇に貢献し、同サイトは「日本の天才はプレーオフの高い緊張感を伴う場面に十分適しており、ドジャースの救援陣はまさにその存在を切実に必要としていた」とたたえた。

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