MLB公式サイトは20日、各球団でそれぞれ最も1試合で活躍した「ベストパフォーマンス」を見せた選手を選出した。

 ドジャースは、大谷翔平投手(31)が、10月17日(日本時間18日)のリーグ優勝決定シリーズ第4戦の本拠地・ブルワーズ戦で見せた活躍が選ばれた。

3勝無敗とワールドシリーズ進出に王手をかけたドジャースは、大谷が先発。投げては7回途中無失点で10奪三振をマークして勝利投手になると、打っても先頭打者本塁打を放つなど3本塁打の大暴れで、5―1での快勝に大きく貢献した。

 MLB公式でドジャース担当記者を務めるソニア・チェン記者は「大谷がリーグ優勝決定シリーズ第4戦で見せた3本塁打、10奪三振は、史上最高の活躍のひとつだった。ドジャースがワールドシリーズに王手をかけた中で、6回まで無失点で抑え、3本塁打。そのうち一つは場外まで運んだ。同シリーズでスランプだった大谷だが、この試合の活躍だけでシリーズMVPとなった。前年に『50―50』を達成した試合(24年9月19日のマーリンズ戦)を超えてドジャースでの彼を象徴する活躍だった」とした。

 さらに日本人選手では大谷と同じ花巻東高出身の菊池雄星投手(34)も今季のエンゼルスのベストパフォーマンスに選ばれた。6月25日(同26日)の本拠地・レッドソックス戦で、7回3安打2失点(自責0)で12奪三振。エンゼルス担当のレット・ボリンジャー記者は「強力ボストン打線を相手に圧巻の投球を見せた。自己最多13Kまであと1つに迫り、105球で20個の空振りを奪った」と説明した。

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