21日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)に、鈴木憲和農相が生出演。「おこめ券」について、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏と意見を交わした。

 「おこめ券」の配布に関しては各自治体が決めることになっており、鈴木農相は「さまざまな手段があっていいと思うが、なるべく早く。負担感を感じている方がいらっしゃるので、早く届くことが重要」と話した。

 販売価格500円に対して利用できるのが440円など、事務経費がかかることに批判の声があることについては「どんなやり方をやっても、人件費や送料がかかりますから、そこは別途みさせたいただく。消費者の元に届くのが1人あたり3000円というのは変わらない」とした。

 すると、橋下氏が「僕はおこめ券には反対です。おこめだけに絞らずに食料品の高騰が問題になってるんで、いろんな物に使える券、最終的には商品券ぐらいしかないのかなと」と発言。「正直に出しちゃったんですよ。本来、消費者が500円使えるようにして、もっと表に出ないほうで払っておけば、ここまで騒がれなかったのかなと思います」と指摘し、「商品券の場合、事業者が経費と負担してくれるようですが、それは考えられなかったですか?」と尋ねた。

 これに鈴木農相は「おこめ券はお米しか買えないような誤解を受けるんですが、実際はスーパーマーケットだと、たいていどこでもある種、何でも買えますよという話なので、食料品の高騰対策としては何でも対応できる。私がお邪魔したあるスーパーでは何でも買える」と返答したが、橋下氏はさらに「現金で渡した方が何にでも使える」と話し、「やっぱり、おこめ券ってお米という1つの商品に絞るようなことを、政府がやるべきではないと思うんです」と語った。

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