フィギュアスケート全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 最終日(21日、東京・代々木第一体育館)

 女子フリーに向けた公式練習が午前に行われた。18日に今季限りでの現役引退を表明した22年グランプリファイナル女王の三原舞依(シスメックス)が「ジュピター」をかけて最終調整。

冒頭に3回転ルッツ―3回転トウループを着氷させた。ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)や3回転ループではミスが出たが、後半の3回転フリップからの3連続ジャンプを降り、最後の3回転ループも着氷させた。曲かけ練習以外ではジャンプは軽めに確認。ほとんどの時間をリンクの壁際を滑ることに充てていた。

 昨年大会は右足首と股関節の状態からフリーを棄権。今年はショートプログラムを13位で終え、フリーに駒を進めた。18日の引退表明後には国内外の多くのスケーターからメッセージが届き、「改めて、スケートに出会うことができて、素敵な皆様に出会うことができて、本当に幸せ者だなって思っています」とかみしめていた。全日本での最後の舞は午後6時27分からスタート。「全てを込めて、この全日本で出し切りたい」と感謝の思いを胸に滑る。

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