【ホノルル(米ハワイ州)20日(日本時間21日)=直川 響】阪神の大竹耕太郎投手(30)が瞑想(めいそう)を行い「脱・迷走」を掲げた。ハワイの海岸で座禅を組み約1時間、無の境地へ。

「他人や環境に左右されない。動揺しなくなる」と意義を熱弁した。

 全ては「15勝&180イニング」を達成するため。以前は2ケタ勝利目前で過度に意識し、失敗したことがある。負けたら終わりの日本Sでも、オープン戦と同じ精神状態で臨むための修行だ。23年夏から多くのプロアスリートを指導する兼下真由子氏に師事。バカンス中に初の直接指導を受けた。今季はけがの影響で出遅れ9勝。「あと6勝すればいい。最初から投げればいける」。迷うことなく、一直線に走りきる。

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