漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2025」(午後6時半)の決勝が21日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた。ファーストラウンド10組のネタ披露が終わり、最終決戦に進む3組はエバース、たくろう、ドンデコルテに決まった。
ここまでの採点で厳しめの点数が多かったのが哲夫(笑い飯)。審査員9人の中で平均点は91・7と最も低かった(最も高かったのは海原ともこの94・8点)。ファーストラウンドの最後に登場したママタルトの採点の後で、「平均が低めでこんな点数になってる」と自らも辛い点数を認めた。
それでも高得点をつけたコンビもいた。エバースは97点、たくろうは94点、ドンデコルテは95点と哲夫が高評価したコンビは最終決戦に進んだ。ネットでは「点数見てると、哲夫さんが通すコンビ決めてるよな」「今回の採点は後藤と哲夫が1番納得」といった声が寄せられた。
今回の前も審査員の中で哲夫は注目を集めていた。今月13日に開催された「THE W」での審査を巡って「霜降り明星」の粗品との“バトル”が勃発。9人の審査員を紹介する際、司会の今田耕司が自身を飛ばして、フットボールアワー・後藤輝基を紹介しようとすると「違う、違う! 話題の人、今、注目の人やから!」と自分を指さして抗議。今田が「なんか大変そうやから…」と紹介回避の理由を口にすると「ネットニュースは僕のこと書いてるでしょ。注目すべきはネタとネタをする人だけど」と哲夫。「粗品くんにも電話で(意見を)聞いておきましたから」と“天敵”の名前を出して爆笑を誘っていた。
「THE W」後、「粗品の(批評の)時間はもうちょっと短くてよかった」などと発言した哲夫に対し、粗品が自身のYouTubeチャンネルで「大した審査コメントしてはらなかったやないですか? 僕の審査時間を哲夫さんに30秒渡したとして、どうなってましたか?」などと反論して話題を呼んでいた。

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