日本テレビ系のミラノ・コルティナ冬季五輪のキャスターが21日、決定した。トリノ五輪(2006年)金メダリストの荒川静香さん(43)がメインキャスター、櫻井翔(43)がスペシャルキャスターを務める。

来年2月6日の開幕から17日間にわたる熱戦を、10年のバンクーバー五輪から冬季五輪5大会連続のタッグで伝える。

 5度目の冬季五輪キャスターを務める荒川さんは、自身が金メダルを獲得したイタリアでの開催に「鮮明によみがえる記憶もあれば、20年の時間を刻んできたなと感じる部分もあり、現地で自分自身がどんな気持ちになるのかも、一つの楽しみと思っています」と特別な思いもある様子。櫻井との5大会連続のタッグに「櫻井さんはスポーツに愛を持って見てくださるのを感じて、それが言葉になって、選手たち(の奮闘)を(視聴者の)皆さんに伝えてくださるという温かみをいつも感じています。学ばせていただくことばかり」と絶大な信頼を寄せる。

 その櫻井は「荒川さんとご一緒できるのは本当に心強く、とてもうれしいです。選手の人間性の部分まで深くお伝えする姿はすごく刺激になります」と尊敬のまなざしを向ける。自身は、夏・冬通じて10度目の五輪キャスター。3月から始まる嵐のラストライブを目前に控える中で、大役を担うが「冬季オリンピックならではの雪の結晶のような、きれいな瞬間、美しい瞬間がたくさんあると思うので、そんな瞬間をお伝えできたら」と意気込んだ。

 同局では開会式ハイライトやフィギュアスケート男子フリー(2月14日)、高木美帆選手が出場予定のスピードスケート女子1500メートル(同20日)を放送する。

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