フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 最終日(21日、東京・代々木第一体育館)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の坂本花織(シスメックス)が優勝。1985年から8連覇した伊藤みどり以来、5人目の5連覇を達成し、26年ミラノ・コルティナ五輪代表に内定。

日本女子では史上初めて、3大会連続の五輪出場を決めた。

 今シーズンで第一線を退くことを明かしている坂本は「演技している最中は本当に演技に集中して最後の最後まで自分らしい滑りができたので、今日のできは満足です」と話すと「なんか…終わってから、やっとこの大会で初めて、『あぁこれが最後なんだ』と思って、それがすごく(グッと)きました」とコメント。

 大会前に公言していた通り、優勝で“五輪一発内定”を決めたが「こんな大変な経験をほんまにしたけど、なんか、拍手が鳴り止まないのを聞いていて、本当にたくさんの人に支えてもらっていたんだなとすごく感じました」と周囲の支えに感謝。金メダルを首にさげ、笑顔で観客の声援に手を振って応えた。

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