フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会最終日(21日、東京・代々木第一体育館)

 26年ミラノ・コルティナ五輪代表選考会は最終日。女子フリーが行われ、ショートプログラム1位から出た坂本花織(シスメックス)が154・93点、合計234・36点で優勝し、5連覇を達成した。

坂本の一問一答は以下の通り。

 ―最後の全日本を終えて。

 「演技している最中は本当に演技に集中して、最後の最後まで自分らしい滑りができたので、今日のできは満足です。なんか…終わってから、やっとこの大会で初めて、『あぁこれが最後なんだ』と思って、それがすごく(グッと)きました」

 ―演技後の感情は。

 「拍手が鳴り止まないのを聞いていて、本当にたくさんの人に支えてもらっていたんだなとすごく感じました」

 ―ミラノ・コルティナ五輪本番に向け必要なこと。

 「やっぱり今の自分の戦い方というのは、今できるもののクオリティーを上げるということなので。自分で自分にカツをいれて、さらに先生からもカツを入れてもらって、本当にこれで悔いがないぐらい練習ができればいいと思います」

 ―スケート人生を振り返って。

 「本当に何をするにも三日坊主な自分だったけど、スケートだけはこんなに長く続けられて。3歳のときにこんな大変だとは知らずに、これやりたいと言って始めて。ジュニア、シニアと本当にいろんな経験をして、もちろん順風満帆ではなかったんですけど、本当にたくさんの経験をさせてもらって、なんか人生虹色だなという感じがしました」

 ―3大会連続の五輪。

 「ひそかに目標にはしていて、有言実行じゃなく不言実行で。まあ、お姉ちゃんとかには言っていたんですけど、ちょっとひっそり目指すわ、と言っていて、実際にそれがかなったので、なんか、また自分のウィキペディアを見て、誰の成績やろ? にやにやみたいな感じになりました」

 ―継続して強いことが目指すべきことだったか。

 「北京(五輪)の後にあと4年、目指すと言った後に、そういえば3回目はいないなと思って。これは絶対に達成したいなと思ったし、そこから世界選手権で優勝できましたし、いろんな経験をしてきて、自信もついたので。本当に3回かなえられるかもと思って、もうギアを緩めずいけたのかなと思います」

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