フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 最終日(21日、東京・代々木第一体育館)

 大会後に来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表が発表になった。ペアでこの日のフリーをけがのため棄権した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が会見に出席。

「りくりゅう」としては2大会連続の五輪になる。

 三浦は「今回、私のけがでフリープログラムを欠場してしまったけど、代表選手に選んでいただきうれしい。今のけがを全力で治して、全力でトレーニングをしてがんばります」と語り、木原は「僕自身4度目の五輪になる。初めてのときはとんでもない世界に挑戦してしまったなという思いだった。今の立場で挑戦できることをうれしく思う」と壇上で抱負を述べた。

 20日のショートプログラム(SP)の6分間練習で、三浦が左肩を脱臼した。代表権獲得には今大会の参加が必須だが「過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権に参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見つつ、選考することがある」と規定に明記されている。「りくりゅう」は23年と昨季の世界選手権で優勝。今季はGPファイナルを制している。

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