21日の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2025」で優勝した、たくろうが大会後、会見に出席した。

 2018年に結成2年目でM-1の準決勝に進出。

そこから7年、雌伏の時を過ごしてきた。そのことについて、きむらバンドは「決勝までいけたし、いまはうそみたいですけど優勝させていただいているから言えますけど、“いる(必要な)”7年だったと思いますね」と告白。「いけてなかったら言えない言葉ではあるんですけど、その間に自分らにとって大事なことは見つめ直してましたし、ある程度“いる”時間やったかな」と振り返った。赤木裕も「長い、長い間苦労はしてたんですけど」と同意した。

 M-1の準決勝に進んだ7年前に「(生活のための)バイト辞めれたんですけど、だんだんね、緩やかに下っていって。もう(バイトを)再開だ!のタイミング」(赤木)。「このまま俺たちは終わっていくんだ」(きむら)と切羽詰まった状況でもあったと明かした。

 さらに赤木は「バイトすごい嫌なんで僕。すぐクビになる」と言うときむらが「向いてなくて」と“補足”した。赤木は「すごい嫌で、それで頑張れたのかなというのありますね。絶対にバイトはしない、もう」と話すと、きむらが「それを思うまでに7年かかった。決意が固まるまで」とオチをつけていた。

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