ヤクルトからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)がホワイトソックスと合意したと22日、米ESPN局のジェフ・パッサン記者が報じた。2年3400万ドル(約54億円)で「一塁でプレーしそうだ」と伝えた。

11月8日にポスティング申請を行い、交渉期限が米東部時間22日の午後5時(日本時間23日の午前7時)に迫る中での“電撃移籍”となった。

 米USAトゥデー紙のB・ナイチンゲール記者はX(旧ツイッター)で「ホワイトソックスはこの契約を“迷う余地のない判断”と受け止めている。村上にMLBで看板級の本塁打打者として地位を確立する機会を与える一方で、彼が観客動員面でも、看板になると見込んでいる」とポストした。またパッサン記者は「村上に加え、C・モンゴメリー、K・ティール、E・ケーロ、M・バルガス、C・マイドロス、そしてB・モンゴメリーも間もなく控えており、ホワイトソックスの若い打線は、今後数年でかなり良くなる可能性がある」と続報した。

 チームとしては若い有望な打線を複数年で組める上に、集客力アップ。村上にとっても、直近3年で借金162のホ軍とあって、プレッシャーの少ない中で、メジャーでも実力を証明できる環境が得られるというわけだ。

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