ヤクルトからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)がホワイトソックスと合意したと22日(日本時間23日)、複数の米メディアが伝えた。米スポーツ専門局「ESPN」のJ・パッサン記者によると、2年3400万ドル(約54億円)で、一塁でプレーする見込みだという。

米大リーグ公式サイトは、日本で3冠王をはじめ通算246本塁打を放つなど実績を残す村上を「日本で最も恐れられたスラッガー」「NPBを代表する最大級のスーパースターの1人」などと評し、速報した。

 村上は、11月8日にポスティング申請を行い、交渉期限が米東部時間22日の午後5時(同23日午前7時)に迫る中での“電撃移籍”となった。

 ホワイトソックスは、21年に地区優勝を果たしてポストシーズンに進出。その後はチームの再建期に入って苦しみ、22年こそ勝率5割の地区2位に入ったが、23年は借金40で地区4位、24年は借金80、25年は借金42で2年連続で最下位に沈んだ。直近3年間の借金の合計は1年間の試合数と同じ「162」。全30チームの中でも特に苦しんでいるチームの一つだ。課題の得点力不足解消&チーム再建へ。日本が誇るスラッガーがついに海を渡る。

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