◆第76回男子全国高校駅伝 (21日・たけびしスタジアム京都発着、男子7区間42・195キロ)

 藤枝出身の美沢央佑(1年)=広幡中出=が、学法石川(福島)の大会新での男子初優勝に貢献した。アンカーで起用され、栄光のゴールテープを切った。

静岡県の浜松日体は2時間8分19秒で45位に終わった。

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  静岡生まれの15歳が会心のガッツポーズだ。学法石川のアンカー・美沢が初Vのたすきを運んだ。2位の仙台育英(宮城)とは49秒差で走り出すと、最初の1キロを2分39秒で通過。「(2分)45秒の予定だったので突っ込み過ぎたかなっと思っていたけど、余裕はあった」。3キロ地点でVを確信。区間11位の走りで2位に23秒差をつけてゴールテープを切った。

 昨年の全日本中学選手権3000メートルで6位に入った実力者が進学先に福島の高校を選んだ。「最初は違うところを考えていたけど、体験会に行って雰囲気が良かったから」。メキメキ頭角を現して1年生ながらアンカーに起用された。「本気で陸上をやるために学石に来た。間違いではなかった」と、胸を張った。

 「来年も再来年も優勝したい。(全国高校)総体の5000メートルでも優勝する選手になりたい」。もっと強いランナーを目指して美沢が、みちのくの地で鍛錬に励む。(塩沢 武士)

 浜松日体1区・佐藤瑞城(区間42位と流れに乗れず)「5キロまでいいペースだったけど、そこから失速してしまった。単独走になってペースが上がらなかった」

 ▽男子 〈1〉学法石川(福島)2時間00分36秒=高校最高新、大会新㊺浜松日体2時間8分19秒

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