日本相撲協会は22日、大相撲初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新大関・安青錦(安治川)が東京・江東区内で会見を行った。

 大関に載った自身のしこ名を指差し「うれしい気持ちがあるのと、もう一つ上を目指したいと思っている」と語った。先場所初優勝を果たし、場所後に大関昇進。冬巡業など約1か月を過ごし「巡業で新大関と呼ばれた時に『新大関になれたな』と実感が沸いた。今までと比べものにならないくらい皆さんの声援が大きく、とてもうれしかった」と振り返った。

 同席した師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は「うれしさと、逆に重圧のようなものはある。しっかり成績を残さないといけなし、さらに頑張るために、またどういう風にしていくか、日々の過ごし方から改めて構築し直さないといけない。だいぶ変わったこともある。それに慣れることが大事」と語った。また年末年始は取材対応などで多忙が続くといい、安治川親方は「大関として応えることも大事だが、うまく相撲に集中する時間を作ってあげないといけないかなと思う」話した。

 初場所の目標は「先場所に負けないような成績を出すこと」と宣言。新大関優勝となれば、2006年夏場所の白鵬(元横綱)以来の快挙となる。「(新大関優勝は)意識しない。

自分の力を出し切れるように」と意気込んだ。

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