J1鹿島は22日、ユースに所属するFW吉田湊海(17)、DF元砂晏翔仁ウデンバ(16)とプロ契約を締結したことを発表した。

 過去にユース所属選手のトップチーム昇格を前倒した例はあったが、プロ契約締結はクラブ史上初めてになるという。

 吉田は今年4月の横浜FC戦でクラブ最年少出場記録(16歳9カ月14日)を更新。ユースチーム初の三冠を決めた21日のプレミアリーグ・ファイナルの神戸戦(1△1、PK3〇2)でも先制点をアシストした。クラブを通じて「アントラーズの一員として、自分が点を取ってチームを勝たせたい」とコメントした。

 元砂はナイジェリアにルーツを持つ192センチの大型センターバックで、負傷者や出場停止が相次いだ9月の名古屋戦でベンチ入りを果たしている。クラブを通じて「これからまた厳しい競争があると思いますが、しっかり試合に絡めるように頑張っていきます」とコメントした。

 ◆吉田 湊海(よしだ・みなと)2008年7月15日、神奈川・大和市出身。17歳。FC多摩ジュニアユースから鹿島ユース入り。豊富な得点パターンを誇る決定力に加え、得点演出力も併せ持つ逸材。172cm、72kg。尊敬する選手は鈴木優磨。

 ◆元砂晏翔仁ウデンバ(もとすな・あんとに・うでんば) 2009年3月10日、兵庫・姫路市出身。

16歳。フレスカ神戸から鹿島ユース入り。対人守備に加え、ボランチでもプレー可能な展開力、スピードも武器。192cm、82kg。書道八段。

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