◆アフリカネーションズ杯 モロッコ2―0コモロ(22日・モロッコ)

 アフリカ王者を決めるアフリカネーションズ杯が開幕し、開催国のモロッコはコモロに2―0と勝利し、白星スタートを切った。アフリカの頂点を決める同大会には、日本と北中米W杯の1次リーグで対戦するチュニジアなど24か国が参加。

決勝は1月18日に行われる。

 モロッコは10番を背負うFWブラヒム・ディアス(Rマドリード)を中心にチャンスをつくり、前半9分にはディアスが倒されてPKを獲得。しかしFWラヒミ(UAE1部アルアイン)のキックは止められ、先制機を逃した。さらに同18分には、キャプテンのDFサイス(カタール1部アルサッド)が負傷交代するアクリデントにも見舞われた。

 しかし0―0で迎えた後半10分、モロッコはDFマズラウィ(マンチェスターU)のラストパスをディアスが決めて先制。さらに後半29分、左サイド斜め後方からの浮き球のパスを、FWエルカービ(ギリシャ1部オリンピアコス)が、オーバーヘッドでたたき込むスーパーゴールで追加点を挙げた。

 前回のカタールW杯はアフリカ勢初のベスト4入り、現在のFIFAランキングは11位のモロッコは、今大会でも優勝候補筆頭に挙がる。今大会はベストメンバーで望んでいるが、同月にカタールで行われたアラブ杯にはBチームで臨み優勝。その層の厚さを見せつけた。モロッコは26年北中米W杯では、C組でブラジル、スコットランド、ハイチと同組。順当に1、2位で突破すれば、決勝トーナメント(32強)の一回戦は、日本が入ったF組の2位、または1位との対戦となる。

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