フィギュアスケートの全日本選手権閉幕から一夜明けた22日、会場の東京・代々木第一体育館で「メダリスト オン アイス」が行われた。

 女子で優勝し、史上初めて3大会連続五輪出場を決めた坂本花織(シスメックス)が大トリ。

「POISON」をしっとりと演じると、サプライズはアンコールだった。男子王者の鍵山優真の手を取った坂本が、2人でリンクイン。坂本の今季ショートプログラム(SP)「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の曲が鳴ると、2人そろってステップシークエンスを演じた。

 息ピッタリ、鍵山の“完コピ”演技に場内のファンはどよめき。坂本によると、鍵山が坂本のステップに惚れ込み「僕、花織ちゃんのステップできるんです、と。ここしかないと思って、急きょ、コラボしました」。鍵山は「ちゃんと、レベル4取れたかな…」と笑いを誘いつつ「素晴らしいステップを一緒にできて、本当に幸せです」。今季限りでの現役引退を表明している坂本にとっては、これが国内での現役ラストダンス。国内男女の王者が共演する豪華なフィナーレとなった。

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