「マジで寝たい」Ｍ－１制覇たくろうに１００本超の出演オファー　最終決戦進出からマネジャーの電話鳴りやまず
大阪に凱旋した「たくろう」の赤木裕（左）と、きむらバンド 画像（1枚）

　２１日の「Ｍ―１グランプリ」で優勝した漫才コンビ「たくろう」が２２日、大阪・ミナミのよしもと漫才劇場に凱旋。テレビを中心に早くも１００本を超える出演オファーが舞い込んでいることが分かった。

　本来、この日も２３日も休日になっていたはずが、本拠地のライブに飛び入り出演。平日にもかかわらず収容約３００人の劇場は立ち見も含めて満員となっていた。ボケの赤木裕（３４）が「たくろうが優勝したから見にきましたって方、どれくらい？」と尋ねたところ、挙手したのは約１割。「Ｍ―１ドリームが終わってしまったんですね」とボヤいて笑わせた。

　所属の吉本興業関係者によると、優勝直後ではなく、早くも最終決戦に進出した段階からマネジャーの電話が鳴りやまなくなったという。当日は頂点に立った直後に出演したテレビ朝日系「有働Ｔｉｍｅｓ」などに生出演。２人とも一睡もできないまま、この日も早朝からフジテレビ系「めざましテレビ」（月～金曜・前５時２５分）を手始めに、東京と大阪の朝の情報番組計９本に出演した。

　新幹線は往路が普通車、復路がグリーン車の“Ｍ―１ドリーム”を実現。赤木は祝福ＬＩＮＥを「３分の２ほど返したら新大阪でした」と眠ることはできなかったとのこと。それでもツッコミのきむらバンド（３５）は「きのうは夢みたいな出来事。めっちゃ疲れてましたけど大阪に帰ってきて吹っ飛びましたね」と瞳を輝かせた。

　今一番やりたいことは「マジで寝たいですね」ときむら。

２３日も朝イチで東京に向かい、番組の収録に臨む。来年のＭ―１出場は改めて否定。赤木は「（２３、２４年連覇の）令和ロマンは正気の沙汰やない」と漫才界最高峰の賞レースから卒業を明言した。今後は東京進出か、大阪で地に足をつけるのか。きむらは「たくさんの大人といろんな話をしたい」と熟考する構えだ。（田中　昌宏）

　★たくろうのＭ―１優勝からのタイムスケジュール

　▼２１日午後１０時１０分　テレビ朝日内を移動して別スタジオで「有働Ｔｉｍｅｓ」生出演

　▼同１０時３０分頃　Ｍ―１の優勝者会見、生配信番組２本に出演

　▼２２日午前５時２５分～　フジテレビ系「めざましテレビ」生出演。日本テレビ系「ＺＩＰ！」収録。大阪・ＡＢＣテレビ「おはよう朝日です」リモート生出演。テレビ朝日系「グッド！モーニング」収録

　▼同８時～　ＴＢＳ系「ラヴィット！」、フジテレビ系「ノンストップ！」、日本テレビ系「ＤａｙＤａｙ．」に生出演

　▼同１０時２５分　テレビ朝日系「大下容子ワイド！スクランブル」生出演

　▼午後１時　「ＣＨＥＦ―１グランプリ２０２６」記者会見

　▼午後３時４０分　ＡＢＣテレビ「ｎｅｗｓおかえり」収録。新幹線グリーン車に乗車。新大阪へ

　▼同６時頃　大阪・ミナミのよしもと漫才劇場到着。ネタを１本披露

　▼同６時４０分　凱旋囲み会見後に帰宅

　※番組は出演順。

時刻は放送開始時

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