来年2月のミラノ・コルティナ五輪のハーフパイプ男子日本代表入りを確実にした戸塚優斗(ヨネックス)が22日、海外遠征から羽田空港に帰国した。W杯開幕から2戦連続2位に入り、2018年平昌、22年北京に続く3大会連続の五輪出場をたぐり寄せ「一安心。

あと(五輪までに出場)2大会あるので、そこの使い方が変わるかなと思っています」と心境を明かした。

 目標のメダルに届かなかった五輪2大会を踏まえ、本番に向けては「自信を持つこと」を1つ、大事にしている。この後は当初の予定より1週間早めた27日には渡米し、年末年始も休まず自主トレを敢行し、技やルーチンの構成を最終調整する。「いろいろ試して。しっかり練習していろんな可能性を見いだせたら」と見据えた。まずは五輪と同じ夜に決勝が組まれるW杯ラークス大会(来年1月中旬、スイス)に照準を定めていく。

 開幕戦で3位に入り、2大会連続の五輪代表入りを確実にした平野流佳(るか、INPEX)は「あまり気にしていなかった。とりあえず出る大会でいい滑りをすることを目標にしている」と語った。来年1月3日から再び遠征に出たらそのまま帰国せずに五輪本番に向かう。残りW杯は2試合を予定。「守って勝てないのが一番悔しい。攻めて、攻めて1位を狙っていきたい」と強い覚悟を示した。

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