ボートレースの2026年CMシリーズ「ゼロからプロへ マチダ教官物語」の記者発表会が22日、東京・港区の「SIX WAKE ROPPONGI」で開かれ、CMに出演する俳優の町田啓太(35)、ファーストサマーウイカ(35)、生瀬勝久(65)、細田佳央太(24)、安斉星来(21)、吉田晴登(25)が出席。プロのレーサーを育てる「教官」が主役となる新シリーズの見所や撮影秘話が披露された。

 老若男女、幅広い年代のレーサーがしのぎを削るボートレースの世界。その魅力を伝える2026年CMシリーズ「ゼロからプロへ マチダ教官物語」は、新米教官がプロのボートレーサーを育てる過程で自身も成長していく姿を描く。

 事務畑からの異動を伝えられたマチダが今シリーズの主人公。演じる町田は「教官がメインの物語ということで、今まで見えなかった部分がより見えてくると思う。教官の指導やレーサーの育ち方…。(双方の)熱量を伝えられたらと思ったし、回を追うごとに楽しくなっていくのでは」と見どころを語った。

 「人を育てなければいけないし、自分も育たなければいけない。主任、訓練生との関係性とか、中間管理職のアラサー、アラフォー世代も自分に重ね合わせて見ていただけるのでは」と話したのは、念願かなって同じく新米教官となった設定のウイカ。生瀬扮(ふん)する元ボートレーサーのナマセ主任教官からマチダとともに巨大名刺を渡されて気を引き締め、「(地元の)住之江(ボート)で運試ししてみたい」と笑顔を見せた。

 今シリーズは全12話。撮影は福岡・柳川市にあるボートレーサー養成所でも行われ、教官経験者からヒアリングしたエピソードも盛り込まれている。「生徒さんと教官が信頼関係でつながっているのを目の当たりにできた」と背筋を伸ばした生瀬。

個性も主張も強い訓練生を演じるのは細田、安斉、吉田の3人。ビッグマウスの問題児だが、プロへの思いは人一倍強いカナタ(細田)は「身が引き締まる思い」と語り、負けん気が強く意識の高い完璧主義の優等生・セイラ(安斉)は「甘い世界じゃない、と実際に感じたものを表現できるように」と新CMに臨んだ意気込みを示した。

◆熱く鮮やかな物語の幕開け!CM第1話元日からオンエア

 第1話「マチダ教官の決意編」が、来年1月1日からオンエアされる。

 早朝のボートレーサー養成所でランニングに励む訓練生たち。その様子を見つめ、自分が教官であることを改めて実感するマチダ、指導することへの期待を語るウイカに対し、「だからこそ厳しく指導するんだ」と答え、責任の重さを諭すナマセ主任教官。「みんな、プロにしてあげたい」と思わずつぶやいたウイカに、マチダもうなずく。教官と訓練生に与えられた時間は、たった1年。熱く、鮮やかな物語の幕開けを俳優陣が熱演している。

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