米国の大御所歌手のバリー・マニロウ(82)が22日(日本時間23日)、自身のSNSで肺のがんの摘出手術を受け、来年1月に予定されていたコンサートを延期すると発表した。

 マニロウはインスタグラムに文字を載せた画像をアップ。

それによると気管支炎を患い、その検査の過程で肺にがんが発見されたとし「MRI検査で左肺にがん性の斑点が見つかり、切除が必要でした。こんなに早く発見されたのは、本当に幸運でした(そして素晴らしい先生でした)」という。

 米報道によるとマニロウの代理人の声明では、腫れた部分は腫瘍のステージ1であり、手術は12月下旬に行われる予定であるとしている。またマニロウは「医師たちは転移はないと見ているため、診断を確定するための検査を受けています。つまり、化学療法も放射線治療も不要。必要なのはチキンスープと『アイ・ラブ・ルーシー』の再放送だけです」とジョークを交え、転移がないことを伝えた。

 1月に予定されていたコンサートについては「全てを再調整せざるを得ない状況に胸が痛みます」としたが「経過観察は回復のための1か月間のみ。つまり1月のアリーナ公演は日程変更が必要です」と1か月の療養後、2月12日(同13日)から米ラスベガスで始まるバレンタイン・ウィークエンド・コンサートで活動に復帰する予定で、その後、2月27日(同28日)からフロリダ州タンパでアリーナコンサートを再開する予定であることを記した。

 そして「2月の週末はきっと大パーティーになる予感がします!皆様が素晴らしいクリスマスと新年を迎えられますようお祈りしております。そして覚えておいてください、ほんのわずかな症状でも…検査を受けてください!」とメッセージを送った。

 マニロウは代表曲に「哀しみのマンディ」(1974年)、「コパカバーナ」(78年)などがある。「コパカバーナ」では79年グラミー賞でベスト男性ポップパフォーマンス賞を受賞している。

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