大阪府知事で日本維新の会代表の吉村洋文氏が23日放送のフジテレビ系特番「ホンネ喫茶@永田町」(午後7時)に出演。市長によるパワハラ、セクハラ問題から学歴詐称問題、ラブホテル騒動まで地方議会で35件もの不祥事、トラブルが相次いだことについて私見を述べた。

 司会の加藤浩次に「不祥事を起こす原因は?」と聞かれると「地方議員に限らず、一番は勘違いじゃないですかね。偉くなったような気になってしまう」と即答した吉村氏。

 「僕も国会議員になった時、ペラペラのプラスチックのカード(の無料乗車パス)を渡されて。それで自由なんですよ、水戸黄門の印籠みたいな。それで偉くなったような気になっちゃうんです」と続けたところで共演の元衆院議員でタレントの杉村太蔵も「僕もあの時(衆院初当選の時)『グリーン車、乗り放題だ』と『議員宿舎もタダみたいなもんだ』と(発言した)。全然、当選するって思ってなくて、当選して速攻、すぐに国会法を見て『こんなにもらえるんだ!』ってのを、その思いを言ったら、その日の夕方のニュースで(キャスターの)安藤優子さん、ブチ切れですよ」と回顧。

 吉村氏は、その言葉も受け、「やっぱり勘違いだと思いますね。急に『先生、先生』になったりとか。首長だって、市長だったら、ある意味、その役所のトップになるわけですから」と説明。加藤に「その調子に乗ってるのを、どうしたら止められます?」と聞かれると「僕は党の代表でもあるので、最初の公認の時にできるだけそういう(調子に乗らない)人を選ぶってやってますけど、面接だけじゃなかなか見抜けないところもあったり、議員になってから変わってしまったりとか、実際、有権者に選ばれてるから『俺、有権者に選ばれたやんか』って勘違いし始めるんですよ。『別に党の看板で受かってませんよ』って。離党したら除名って僕ら宣誓書があるんだけど、それを守った人は誰1人いないですから。

自分が書いた署名なのに」と嘆いていた。

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