吉村洋文大阪府知事は24日、大阪・関西万博(今年4~10月)の運営などの収支が約300億円の黒字だったという一部報道を受け、「多くのみなさんに楽しんでいただいた結果」と喜んだ。大阪府庁での囲み会見で答えた。

 吉村知事は「収支に大きな黒字が出たということは、多くのみなさんにお越しいただいた、楽しんでいただいた結果だと思います。閑古鳥が鳴く万博ではなく。赤字になったらどうするんだという議論も多くありましたが、非常に大きな黒字が出たのは一つの結果」と成功に胸を張る一方で「収支の赤黒だけでなく、万博は人々のつながり、いろんな価値観、文化、伝統を共有することに大きな意義がある」と内容の充実ぶりを重視した。

 25日には成果検証の会合が開かれる。「そういうことを大切に、レガシー(遺産)をつないで行こうという話ができれば」と先々への継承も見据えた。

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