バスケットボール全国高校選手権・第2日 ▽女子2回戦 日本航空北海道94―80千葉経大付(24日・東京体育館)

 全国高校総体準Vの日本航空北海道が、トップリーグでも対戦した強豪・千葉経大付に快勝。3年連続3度目の出場で、ウィンターカップ初勝利を挙げた。

点差が開いた終盤は主力を下げ、ベンチ入り全選手を起用する余裕も見せた。

 苦手だったはずの立ち上がりから、一気に主導権を握った。開始2分の4―4から、わずか3分で20―4。矢倉直親ヘッドコーチ(HC)は「出だしが練習してきたことを出せて、ディフェンスもよかったし、オフェンスもうまくいった」と振り返った。

 180センチでU18日本代表のPF庵原有紗(3年)と、186センチのCカマラ・ファトゥマタ(3年)が高さを生かし、庵原が24得点11リバウンド、ファトゥマタが27得点25リバウンドをマーク。加えてSG宇都鈴々奈(3年)が7本中5本の3点シュートを沈めるなど、外からも精度の高いシュートを放った。

 庵原は「今まで初戦で負けてきたので、勝ち切れたのはすごくうれしい。自分から攻めて得点に絡みたいという強い気持ちがあったので、シュートまでいく場面は多かった」と笑顔。しかし、試合前は緊張していたことを明かし「自分はすごい緊張するタイプ。緊張で自分のプレーを出せないようにはしたくなかったので、なるべく落ち着いてプレーするようにはしてました。最初は固まってましたけど(笑)」と語った。

 3回戦の相手は大阪薫英女学院。

準優勝3回の実績を誇る相手との一戦に、庵原は「最初からしっかり得点を取って、今日よりいいパフォーマンスができるようにしたい。今日のディフェンスで、チームで守れていない場面が結構あった。明日の相手も強いので、みんなで守らないとそう簡単には勝てないと思うので、ディフェンスをしっかり徹底したい」と引き締めていた。

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