元日本維新の会で、国民民主党の足立康史参院議員が24日、自身のX(旧ツイッター)を更新。古巣・維新を猛批判した。

 維新は自民党との連立政権で国会議員定数削減を目指しているが、まだ実現には至っていない。足立氏は「議員定数削減では、『スピード感なさすぎ』『茶番劇、そんな国会まっぴらごめん』と啖呵を切ってきた吉村洋文代表率いる日本維新の会が、副首都構想については、何も決められないでいます。年内に論点整理を終えて年明けから法案の作業に入るという話だったのに、年明け以降も論点整理が続くことになるという。それこそ、『スピード感なさすぎ』だろう!」と皮肉った。

 さらに「そんなことで、『通常国会で(首都副首都に関する)法案を成立させる』(連立政権合意書)など、無理に決まっています。そもそも、議員定数であれ、首都機能であれ、『国のかたち』に係る重要政策。思いつきで法制化するテーマではありません」と続け、「まずは、環境整備として、国民民主党が取りまとめた特別市法案『特別市の設置に係る制度の整備の推進に関する法律案(仮称)』を成立させてから、首都機能については『高市総裁の任期中に結論を得る』のが妥当ではないでしょうか。よろしくお願いします!」と、自身が過去に投稿した法律案への誘導も入れてコメントした。

 足立氏は通商産業省(現在の経済産業省)に21年間勤務し、東日本大震災と福島第一原発事故を機に政治の世界へ。みんなの党を離れ2012年、日本維新の会結党に参加し、衆院選で初当選。国会議員団政調会長、憲法改正調査会長等を歴任したが、昨年6月に党内トラブルのため党員資格停止6か月の処分を受け、その後離党。今年7月の参院選で国民民主党から立候補し、比例区で当選した。

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