バスケットボールB1リーグ第16節 レバンガ北海道90―79秋田(24日・北海きたえーる)

 B1東地区3位のレバンガ北海道が同地区最下位の秋田と対戦し、90―79で勝利。連敗を2で止め、ホームでの連勝を9に伸ばした。

 平日ナイターに駆けつけた5541人の観客に、レバンガ北海道の選手たちがクリスマスプレゼントを届けた。3戦ぶりの勝利で、17―18年の39戦目を上回るクラブ史上最速26戦目で20勝に到達。トーステン・ロイブルHCは「(20勝到達のスピードに)ちょっと驚いている。クリスマスイブの日に20勝をできたことは本当にうれしい。きょうの勝ちは本当に大きな勝ち」とうなずいた。

 前節のA東京戦で連勝が「12」でストップしていたが、ホームで息を吹き返した。第1クオーター(Q)。この日18得点を挙げたSG富永啓生のファーストゴールを皮切りに、いきなり32得点。平均得点リーグ2位を誇る持ち味の攻撃力を序盤から発揮し、13点リードで前半を折り返した。

 第4Q中盤には、3連続失点で一時8点差まで詰め寄られた。それでも、PFケビン・ジョーンズが2P、3Pと連続でシュートを決め、相手の反撃を阻止。試合前日に連敗中のチームの士気を高める思いも込め、選手、スタッフ同士でプレゼントを交換する「シークレットサンタ」を企画した主将は「自分自身アメリカに家族がいる中で、チームメートが僕の家族の一員。

クリスマスイブでファンの皆さんにもいいプレゼントになりましたし、僕たち自身もこの勝利をうれしく思う」。チーム最多19得点を挙げ、連敗脱出に貢献した。

 今週末には京都との年内最終節が控え、1位千葉Jと2勝、2位宇都宮と1勝差の3位につけている。「シークレットサンタ」で、スタッフから好物のうどんセットをプレゼントされた富永は「沈むこともなく、練習中から次の試合に勝つメンタリティーで出来ていた。今週末2連勝で今年を締めたい」。ホーム11連勝で2025年を終え、上位陣に食らいついていく。

編集部おすすめ