タイ3部リーグのカスタムズ・ユナイテッド(U)で選手兼監督をつとめていたMF田中達也(33)が、自身のSNSで現役引退を発表した。「理由は単純で、監督として働くことがめちゃめちゃ楽しくなってきたからです」と明かし、監督業に専念する意向を明かした。

 東福岡高から九産大を経て、15年にJ2熊本でプロキャリアをスタートした田中。スピードあふれるドリブルなどを武器に、18年にはJ2で9ゴールの活躍を見せ、19年にはJ1のG大阪へ。同年途中にはJ1大分へ移籍すると、翌20年には8ゴールをマークし、21年には浦和へ加入した。22年より生まれ故郷の福岡に加入し、約2年半プレー。24年にタイ1部ラチャブリーに加入し、24―25年シーズンは30試合で9ゴールの活躍を見せていた。

 J通算212試合出場のキャリアを持ち、タイ1部でも活躍した田中。今年6月に同国の3部リーグで監督兼選手を務めるという異例の転身を果たし、大きな注目を集めた。ここで選手としてのキャリアに終止符を打ち、監督としての成長を目指す。

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