来季JFLに降格するJ3アスルクラロ沼津は25日、9月まで監督を務めていた元日本代表FWの中山雅史氏がクラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O)に就任すると発表した。シーズン途中に退任した監督経験者が現場を離れ、クラブに残留する異例の人事となる。

 中山氏は今後、スポンサーやパートナー、サポーター、行政機関など、さまざまなステークホルダーとクラブをつなぐ役割を担う。サッカー事業に比重を置きながら、主にビジネス面からクラブを支えていく。

 中山氏はクラブを通じて次のようにコメントした。

 「監督、選手としては長い時間を現場で過ごしてきましたが、クラブを支える立場としては、まだまだ学ぶことばかりです。これまで現場で感じてきたこと、積み重ねてきた経験を土台に、今までとは違った形でチームを支え、クラブの力になれればと思っています。来季はクラブリレーションズオフィサーとして、パートナー企業や地域、そしてサポーターの皆さまと向き合い、顔の見える関係を一つひとつ築いていきたいと考えています。アスルクラロ沼津が前に進んでいくために、自分にできることを全力で取り組みます」

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