米国で最も権威のある専門メディア「THE RING(ザ・リング)」は24日(日本時間25日)、最新のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級での最強ランキング)を発表。3位だった世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)が2位に浮上した。

1位だったテレンス・クロフォード(米国)が引退を表明したため、2位だったオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が1位に返り咲いた。

 クロフォードは9月にサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)に判定勝ちして、スーパーミドル級(76・2キロ以下)の4団体統一王座を奪取。スーパーライト級(63・5キロ以下)、ウエルター級(66・6キロ以下)に続いて4団体統一王者に。だが、その後、WBCから承認料未払いを理由に王座を剥奪された。これをきっかけに現役引退を表明した。

 井上は9月にムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に3―0判定勝ち。27日にはWBC世界2位のアラン・ピカソ(メキシコ)とサウジアラビアで防衛戦を戦う。

 また、井上と同じ興行でスーパーバンタム級初戦を戦う前WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)統一王者・中谷潤人(M・T)も自己最高の6位に浮上した。中谷はWBC10位セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と12回戦を戦う。来年5月、東京ドームで井上との対戦を期待されており、ここは負けられない一戦となる。

(1)ウシク

(2)井上尚弥

(3)ジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳)

(4)ドミトリー・ビボル(ロシア)

(5)アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア)

(6)中谷潤人

(7)シャクール・スティーブンソン

(8)デービッド・ベナビデス(米国)

(9)アルバレス

(10)オスカー・コラーゾ(米国)

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