TBS系「THE TIME,」(月~金曜・午前5時20分)は25日、「ジャンボ」の愛称で親しまれた男子ゴルフ界のレジェンド、尾崎将司さん(本名・尾崎正司)が23日にS状結腸がんのため千葉市内の自宅で死去したことを報じた。78歳だった。

 尾崎さんはプロ野球投手を経て1970年にプロゴルファーに転身。国内最多のプロ通算113勝(うちツアー94勝)、歴代最多12度の賞金王に輝き、2010年に世界ゴルフ殿堂入り。約半世紀にわたりゴルフ界に携わり、近年は後進の育成に尽力した。葬儀は年内に近親者のみで執り行い、年明け以降にお別れの会が催される予定。

 番組では、尾崎さんの功績を振り返るVTRを放送した。その中で尾崎さんが弟の健夫さんと俳優の坂口良子さん(享年57)の結婚披露宴を放送した2012年8月17日放送の「ぴったんこカン!カン」の映像を紹介した。

 この披露宴は「THE TIME,」総合司会で同局の安住紳一郎アナが司会を務めた。当時65歳の尾崎さんは乾杯のあいさつで「何よりもうれしいのが、おふくろが…」と話すと絶句し号泣した。そして2人へ歌手・五木ひろしの「山河」を歌いプレゼントした。

 この映像を放送する前に安住アナは「この時は泣くことがないと言われていたジャンボさんが弟さんのために曲を歌って、そして、スピーチで少し涙を流された…そういうシーンです」と振り返り「ジャンボさんのお人柄がよく伝わると思います」としのんでいた。

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